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1月22日、奈良公園の飛火野でとんど焼が行われました。

年神様を迎えるために飾った門松・しめ縄や古いお札お守りなどを焼く行事です。
地域で呼び方は違っています。



例年なら近くの小学校で行われていたのですが、例の流行病で2年続けて中止になったので、奈良公園まで行きました。
春日大社の神官が執り行う規模の大きなものでした。


始めに催事の祝詞を奉げ、次にしめ縄やお札についている神様の気を元に戻って頂く祈りを上げて、点火の所作に移ります。

2人の神官が四方に転化すると、初めは白い煙が立ち上がり、段々に炎が燃え上がりました。

大祓の祝詞を奏上する声を聞きながら、罪や穢れが飛んでいく気になります。

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薄曇りの春日の山々を背にして燃え上がる炎は、この時にしか見ることが出来ません。

日本の平安・鎌倉時代から伝わる日本独特の風習、風物詩です。

生活のいろんな場面で、神様に感謝し、平安な生活を願う心が伝わる行事です。


※動画の後半4分45秒過ぎに右前の外人が撮影の邪魔になるとばかりに中の人に声をかけよける様に合図を送っている。私は違和感を覚えた。 相撲に例えれば、行司に向かって力士がよく見えないからどいてくれと声を掛けるようなものである。 中の人は催事の仕事をしている人(広報の写真撮影)であり、外の観客は見物人である。 見物人が注文するのはおかしなことであり、日本人なら自然に解るはずであるが、外人は自己中心的な考え方であり、風習の意味も解らず映像的に異文化が珍しく撮っているのだろう。欧米人の異質な考えをブログで触れているが、こんな場面に出くわし困惑しやはりそうかと納得した。